「グローバル人財プレップ・スクール」第5講のご報告

6月19日(火)IISIAセミナールームにて「グローバル人財プレップ・スクール」第5講を開催し20名の学生が参加しました。

最初に代表・原田武夫はチリの国営企業であるCODELCOを例に日本を取り巻く世界情勢の動きを紹介し「世界のニュースに対して点で捉えるのではなく大きな視点で相互の関連を掴み、そこから気付きを得られるように過去の出来事のエッセンスを学び、思考の枠組みを作っていこう」と助言しました。

続いて世界金融危機についてきっかけとなったサブプライムローン問題を取り上げ、現代のマネタリズムおよびエマージング・マーケットに対する米国の戦略と問題点を学生たちに説明しました。学生からは「金融資本主義はなぜ成り立っているのか」、「過去の国債を新たに発行する国債で支払っている日本の現状はいつまで続くのか」など多くの質問があがり現代の日本、世界の経済情勢に対して学生たちが普段から強い関心を抱いていることを改めて認識させられると同時に当スクールに期待する学生たちの学習意欲を強く感じました。

 第5講の様子

続いて2冊の課題図書について各自が読み込んだ上で要約・考察を事前に作成し、発表しました。

まず、『小説 日本興業銀行 第一部~第五部』についてグループD、グループB、グループEが、日本興業銀行を舞台にした高度成長期におけるエリート銀行の実像を通じて当時の偉人の活躍を追いました。また、グループAは『悪名の棺 笹川良一伝』について「日本の黒幕」「ギャンブルの胴元」などと非難を浴びながらも新しい公共をつくる為の資金を作った笹川良一の姿に触れました。

政策課題はグループCが「生活保護問題」について調査し「生活保護制度とは何か」、「生活保護の現状と問題」について整理しました。その上で政策提言では不正受給者をゼロに近づける施策としての「ケースワーカー改革と不正受給者対策」を、また自立支援施策として「ワークフェアの導入と生活保護の受給制限」を提案しました。発表後、代表・原田武夫はよくまとまっていると評価した上で「“権利と義務”についても改めて考える必要がある。日本では米国の指導のもと“権利”のみに注目し国民の義務は三つのみが定められているが、例えばドイツでは“義務”についても憲法において明文化している。比較することで現状の生活保護を考える上でも参考になる」とアドヴァイスしました。

第5講の様子

 台風の影響で講義時間が限られる中、学生たちは積極的に代表・原田武夫に質問を行い、貪欲に知識を吸収していました。その姿勢に頼もしさを覚えつつ第5講を終えました。

活動報告

Comments are closed.